防腐剤・保存料・着色料無添加の自然食品

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「いわき沢庵」は中間流通業者を通さず、
直接消費者の皆様へお届けしています。

ご飯、お茶受けにマル柴印の沢庵三品をどうぞ

 送料一覧は、こちら 


○本干し糠漬け沢庵 (12月〜2月頃 ※在庫なくなり次第終了)
塩加減と糠の持つ乳酸菌の働きで、大根の甘みを引き出した、深い味と香りの商品です。商品到着後も乳酸菌は働き続け、塩がなじみ、まろやかになるので、重しをして涼しい場所で保管して下さい。

 

1,500円/2s
(税込み)

 

賞味期限:冷所保存で1ヶ月



○塩押し沢庵 (通年)
低塩(塩度約5%)で、風味をりんご酢で工夫した少し酸味のある、さっぱりした味が後を引きます。独特の黄色は氷温で一年間漬け込むことで、自然に変化したもの。年間を通じて販売していますが、商品到着後の保存は糠漬け沢庵同様、重しをして涼しい場所で。

 

1,200円/2s
(税込み)

賞味期限:冷所保存で1ヶ月



○べったら漬け沢庵 (9月〜3月頃 ※在庫なくなり次第終了)
皮をむいた大根を、みりん粕とステビア(植物性甘味料)、砂糖で漬けた歯ごたえの良い商品。みりん粕の麹菌が繊維質を溶かしてしまうので、冷蔵庫で保存し、お早めにどうぞ。

 

1,200円/2s
(税込み)

賞味期限:冷蔵保存で1ヶ月



○お得な三品合わせ
こだわりの三品を合わせ、お得なお値段でお届けします。

 

3,500円/6s
(税込み)

 

賞味期限:本干し・塩押しは冷所、べったらは冷蔵保存で1ヶ月


 


 

○いわき沢庵のお話
 
 私の家はもともと農家でいろんな野菜を作っていました。当たり前の事ですが農家というのは収穫の無い冬季は、収入がぐんと減ってしまいます。この期間、何とか収入を確保できないものかと、先代達がいわき市泉町下川に沢庵組合を作ったのが、実質的な始まりです。

 昭和初期(5〜6年頃)先代達数名は、田舎の沢庵をなんとか売り出そうと、東京への販路拡大に尽力しました。初年度は良質な品質の沢庵が都会の人々に受け入れられ、順調に出荷量も伸びて一応の成功を収めたんですが・・・
二年め、
いつの時代にもちょっと悪知恵を働かす者がいて、出荷の際、表面上だけ良い沢庵を並べ、その下に悪質な商品を仕込むという、やってはいけないことをする者が出てしまったのです。当然、消費者はカンカンです。あえなく東京への出荷は一年で頓挫。しかたありませんね。

 でも、悪い事ばかりではありませんでした。この頃から常磐炭鉱が隆盛を極めることになります。急激な人口増加と、労働者達が求める塩分補給に最適な食品ということで、沢庵の需要が大幅に増えました。その頃の運搬手段は馬車でしたが、一回に二トンもの沢庵を何往復もするほど出荷量がありました。今では考えられないほど食べられていたんですね、沢庵。

 その後、太平洋戦争が始まります。食糧統制やらなんやら、とにかく大変な時代が過ぎていきます。この時期は沢庵作りに欠かせない塩の確保が大変だったと聞いています。

 戦争が終わると日本は奇跡的な経済発展を遂げていきますが、その裏でエネルギー革命により、燃料の主役が石炭から石油へ移りました。当然炭鉱は衰退し、沢庵の需要も減っていきます。しかし不思議なもので昭和30年ごろから日立一円へ出荷が始まるのです。日立には銅山がありました。移り渡った鉱山労働者がいわき沢庵の味を覚えていてくれたんでしょうか。変わらない味、正直な品物、これが全てなんですね。

 昭和50年頃、これまでいわきの気候上、真冬の大根干しができなかったので、3月まで干せる九州(日向地区)へ材料の買い付けを始めます。しかし、私には生産から販売まで一貫して自分の手で作りたいとの想いがありました。自分なりに工夫と研究を重ね、とうとう真冬の大根干しが出来るようになったのが、現在の下川の大根干し場です。でもまだ完全ではありません。その年によっては商品化できないものが半分も出る、というときもあります。まだまだ勉強中です。

 昔ながらのこだわりぬいた本干し糠漬け沢庵。
 現代の需要に合わせ、減塩で一年間氷温発酵させた塩押し沢庵。
 シルバー層へ甘めの沢庵を作ったら意外にも若い女性にも大人気のべったら漬け。

 マル柴印のいわき沢庵は三種類しかありませんが、全てに自信と誇りを持って提供しています。是非、一度お試し下さい。
                                   店主

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柴田漬物店  代表 柴田拓志

   

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